世界初グローバルシャッター搭載!フルサイズミラーレスカメラSONY α9IIIの発売日は2024年1月26日

ブログ内には広告が含まれています

SONYから新型フルサイズミラーレスカメラ、α9IIIiconの発売が正式に発表されました。

icon icon

α9III icon

スピードがコンセプトのα9シリーズ。グローバルシャッターが搭載されるかも!?との噂がありましたが、本当に搭載されてくるとは。グローバルシャッターの搭載は、レンズ交換式デジタルカメラとしては世界初の搭載とのこと。

デジカメのイメージセンサーの多くはCMOSセンサーで、CMOSセンサーの電子シャッターは、通常はローリングシャッター方式。

ローリングシャッターでは、センサーの各受光素子の受光から読みだしまでに時間差があります。なので高速で動く被写体に歪みが生じることがあります。これがCMOSセンサーの弱点であるローリングシャッターの歪みという現象。

なので、CMOSセンサーでは、積層型にするなどの技術で、各受光素子の受光・読み出しまでの時間差を極力小さくし、ローリングシャッターの歪みを抑えていました。しかし、ローリングシャッターの特質から完全に歪みを失くすことはできません。

グローバルシャッターの場合は、センサーの各受光素子が同時に受光・読み出しを行う方式であるため、理論的に映像の歪みが生じません。

ちなみに、ローリングシャッターとグローバルシャーターの違いは、詳しくは以下のサイトが参考になります。

ローリングシャッターとグローバルシャッター | マイクロスコープとは?のお悩み解決!光学機器なんでも辞典 (shodensha-inc.co.jp)

【シャッターの基本】ローリングシャッターとグローバールシャッターの違い – ケイエルブイ (klv.co.jp)

ただし、グローバルシャッターは、何千万画素という各受光素子が同時捕らえた映像を一気に処理できるだけの高性能のセンサーや画像処理エンジンが必要になります。

コストの問題なのか、技術的な問題なのか、これまでCMOSセンサーを搭載した一眼デジタルカメラではグローバルシャッター方式は採用されていませんでした。

今回、SONYのα9IIIがレンズ交換式デジタルカメラとして世界で初めてグローバルシャッターを採用したわけです。

SONYのα9IIIがグローバルシャッターを搭載したことで、デジタル一眼カメラは一次元上の段階に行ったと言っても過言ではありません。

さすがSONY。

そして野鳥撮りには嬉しい連写機能、プリ機能(半押しの1秒前までを記録)がSONYのカメラで初搭載。これまでSONYのカメラになぜかプリ機能がなかったのですが、ここにきて搭載されました。

AFももちろん鳥認識AFを搭載していますし、野鳥撮影カメラとしても最強のカメラですね。

画素数は約2460万画素(静止画)で、予想していた画素数よりも控えめでした。グローバルシャッターを採用したことで、これ以上の高画素化が技術面とコスト面で難しかったのかもしれません。もしくは、フラッグシップモデルのα1の後継機を意識した戦略かもしれません。

そして気になる値段ですが、やはりお高い。日本での推定市場価格は88万円前後とのこと。

そのうち、SONYの下位機種にもグローバルシャッターが搭載されてくるでしょうし、他のカメラメーカーも追随してくるでしょう。そうなればグローバルシャッターを搭載されたデジカメの価格もある程度は安くなるはず。

APS-Cやマイクロフォーサーズに搭載されるのも遠くはないかもしれません。センサーサイズが小さい分、コストは抑えられるでしょう。

これから登場するデジカメが楽しみです。

α9IIIは、2023年11月16日(木)10時より予約販売開始予定、2024年1月26日(金)発売予定とのことです。

icon icon

ソニーストア α9III icon

【関連記事】

SONY

SONYからα9IIIの発売が決定?最速のフルサイズミラーレスカメラになるらしい

α7C IIとα7CRが10/13に発売!9月6日に予約開始!SONYフルサイズミラーレスカメラ新製品のスペックと価格

NIKONからフルサイズミラーレスカメラZfが8月に発売発表がされるとの噂

Panasonicの新型4/3フラッグシップミラーレスのG9 PRO IIが2023年10月27日に発売決定!

SONY 新製品APS-Cミラーレスカメラα6700の発売発表!7月28日に発売予定

コメント

タイトルとURLをコピーしました