Nikon、話題のZマウントカメラ新製品Z6III。ニコンプラザでZ6IIIタッチ&トライのイベントをやっていましたので、ニコンプラザ大阪へ行ってきました。
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Z9やZ8はちょっと高いので、AFが進化したZ6シリーズの新星、Z6IIIの登場を持ち望んでいたNikonユーザーも多かったと思います。
そして今年、2024年6月にやっと発売が発表されたZ6III。
AFがZ6IIよりも速くなり、更に部分積層センサ―を搭載し、手振れ補正や電子ビューファインダーも性能が強化され、大幅なバージョンアップを遂げています。
ただ、円安のおかげで価格が約40万円と世間の予想よりも高い設定となりました。価格が30万円弱だったら、私も買ってみようかと思っていましたが、新たにZマウントのレンズも購入しないといけないので、40万円だと予算的にはちょっと悩ましいところです。
ま、ともかくZ6IIIを触ってみたい。ということで、現在、Z6IIIの撮影体験ができるニコンプラザ大阪のZ6IIIタッチ&トライへ参加してきました。
価格の40万円はさておき、Z6IIIで価格の他に特に気になっていたのは、本体のサイズ感とレンズを組み合わせた重量感、そして実際のAF性能。
結論を書きますと、ボディ本体のみもしくはレンズとの組み合わせについては特に重すぎるという感じはしませんでした。AFもちゃんと動く被写体を追従していたのでAFも問題はなさそうです。
Z6IIIタッチ&トライの混み具合
ニコンプラザ大阪のZ6IIIタッチ&トライの混み具合ですが、午前中はまったく問題ありませんでした。
土曜日でしたがそこまで混んではなく、問題ないレベル。
一応、Z6IIIタッチ&トライでは時間制限がかけられてます。15分だったかな?15分経ったら次の待ちのグループと入れ替わる感じ。時間は15分ですが、人数が少ないので思う存分、Z6IIIを触ることができます。
Z6IIIのAF
Z6IIIのAFは、動く模型電車の撮影で確認できます。
Z6IIIで連写(電子シャッター)で撮影した感じでは、たまにピントが外れることがありましたが、概ね電車を追従している感じ。
画像データの持ち帰りができましたので、画像をアップして置きます。
アップした画像は、リサイズしています。設定された連写速度は忘れてしまいましたが、連写全コマは載せず、途中の画像は抜いています。
ちなみに、フルサイズなので被写界深度が浅いため、望遠で電車の先頭にピントを合わせると、後ろがしっかりボケていますね。
しっかり後部も写せるようにF値を上げようと思ったのですが、展示品のZ6IIIの設定を変えるのもどうかと思いましたのでやめときました。
そもそもZマウントの設定変更のやり方がよくわからなかったのですが・・・。
さて、果たして、実際に野鳥の撮影をした際に鳥認識AFの精度がどれくらいかが気になるところではあります。
Z6IIIの被写体認識AIは、鳥は動物のくくりになっており、鳥専用の認識AIではなかったはずです。
Z6IIIのボディとレンズをセットしたときのサイズ感と重量感
Z6IIIのレンズキットのレンズは、NIKKOR Z24-120mm F4S。Z6IIIタッチ&トライでは、もちろん、Z6III + NIKKOR Z24-120mm F4Sのセットが置いてあります。
Z6IIIが約760g(バッテリー、メモリーカードを含む)で NIKKOR Z24-120mm F4Sが630gなので、1390g。
私のメイン機が軽量のマイクロフォーサーズなので、フルサイズのこの重さの数値は重く感じます。実際に持った感じも確かにグッときます。
ファインダーを覗いて構えてみるとそこまで違和感がありません。1.4kgほどでは問題なし。
サイズはやや大きいという印象。逆に大きいので手にはしっくりきました。
今回、特に気にしていたのは、Z6IIIを野鳥撮影として使う際の超望遠レンズとの重量感。予算的に、超望遠レンズを購入するとすればNIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR(約2140g、三脚座リングを含む)でしょうか。
Z6III につけて貰うことはできなかったのですが、約706gのZ6II(バッテリー、メモリーカードを含む)に装着して持ってみました。総重量は2,846kg。3kg近い重量です。
重いのは重いのですが、ファインダーを覗いて構えた感じでは、そこまで重さは気になりませんでした。
Zマウントの場合、レンズの重心がカメラ側にあるように設計されているので、どうもバランスが良く、構えると実際の重さよりも軽く感じるようです。
更にNIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRの場合は、インターナルズーム機構(ズームの時にレンズ前玉の移動がないため重心移動が少ない)を採用しているため、ズームしても重心がほぼ変わらないため、望遠側にズームして先端が重くなることもありませんでした。
Z6III+NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRでも手持撮影は問題なさそうです。
ただ野鳥撮影の際には、山道を長時間歩き回ることがあります。3kg近い重量の機材を、肩にかけるなり、手で持つなりで、長時間歩いて疲れないかというと・・・少し心配です。
Z6IIIのEVFの体験
Z6IIIの今回のウリの一つがEVF(電子ビューファインダー)の進化。NikonのサイトではZ6IIIのEVFを次のように主張しています。
ミラーレスカメラ史上最高※2の明るさで全く新しい撮影体験を提供するZ6IIIのEVF。屋外での撮影でも、色鮮やかな被写体の撮影でも、あるいはHLGでの撮影でも、鮮明でシャープな結果が得られます。
世界初の撮像素子とミラーレス史上最も明るいEVF
Z6IIIタッチ&トライでは、実機のZ6IIとZ6IIIのEVFの見え方を比較して確認できます。
確かに、Z6IIIの方が鮮やかでした。ただし、Z6IIのEVFも十分綺麗でしたので、感覚的にはわずかの差でした。
でも、野外での過酷な撮影環境では、大きく差が感じられるのでしょうね。
Nikonのフレキシブルカラーピクチャーコントロール
ニコンプラザ大阪にいた時はあまり関心がなかったのですが、帰宅後、Nikonのフレキシブルカラーピクチャーコントロールが結構使えるかなと思いました。
フレキシブルカラーピクチャーコントロールとは、写真や動画の“色味や質感”を自由に調整して撮影できる機能のこと。自分好みの画作りはもちろん、著名なクリエイターが作成したピクチャーコントロールをカメラにダウンロードして、同じような画作りができるのが肝。
今、風景写真に興味があるのですが、ネットや雑誌で写真を見て、いい写真やなぁと思っても、なかなか同じようなイメージの写真にはなりません。
気に入った写真の写真家のピクチャーコントロールが手に入れば、同じような雰囲気の写真に近づけるかもと期待が持てます。
ニコンプラザ大阪のZ6IIIタッチ&トライで撮影したカラーピクチャーコントロールの画像データの持ち帰りができましたので、画像をアップしておきます。
ニコンプラザ大阪のアクセスと営業時間
ニコンプラザ大阪は心斎橋駅の近くにあります。心斎橋駅を使うと便利です。
土曜日は営業してますが、日曜日は営業してないので注意が必要です。他にもゴールデンウィークや夏休み、お正月はお休みになっているようなのでご注意を。
定休日の詳細はニコンプラザ大阪でご確認ください。
営業時間は10:30~18:30。
きっちり10:30からしかオープンしないので、早めに着いてしまった場合、近くにサンマルクカフェがあるので、サンマルクカフェでコーヒーでも飲みながら時間を潰すのもオススメです。
【ニコンプラザ大阪】
大阪府大阪市中央区博労町3-5-1 御堂筋グランタワー17階
まとめ
Z6III発売前に、ニコンプラザ大阪のZ6IIIタッチ&トライへ参加してきました。
入れ替え制だったので、少し待たないといけませんが、混雑はしておらず、問題ありません。
気になるAFとサイズ感と重量感ですが、AFは速いですね。模型電車の追従は問題なし。野鳥撮影については実際に撮影してみないと分かりません。
サイズ感はやや大きめですが、逆にしっくりして問題なし。重量感は重いものの、重心のバランスが良いためか、撮影時には重さは問題ない感触。
フレキシブルカラーピクチャーコントロールも気になります。
実際触り撮影してみてたところ、Z6IIIは想像以上に良いカメラ。Z6IIIが気になる方は、ニコンプラザでZ6IIIタッチ&トライに参加して実際にZ6IIIを触ってみましょう。
Zマウントのレンズ群も全てニコンプラザに置いてあるので、レンズの質感や重さも確認できます。
ちなみにニコンプラザ体験特典として、現在、Nikonオリジナルストラップ(SNS投稿が必要)やNikonロゴ入りボールペン(アンケート回答が必要)がいただけます。
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