m4/3マクロレンズ【M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro】レビューと作例写真

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OM SYSTEMのマイクロフォーサーズのマクロレンズ、「M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro」を購入しました。


OM SYSTEM マクロレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

現在、マイクロフォーサーズのマクロレンズは、Panasonicのライカマクロレンズ 45mm/F2.8(LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH. /MEGA O.I.S. H-ES045)を所持しています。

しかし、ライカマクロレンズ 45mm/F2.8は防塵防滴ではなく、OM SYSTEMのカメラの深度合成モードが使えません。

マイクロフォーサーズマクロレンズを購入【ライカ 45mm/F2.8 のレビュー】作例写真あり

雨の日にマクロ撮影がしたいこと、マクロ撮影では深度合成が便利。ということで防塵防滴仕様で深度合成モードが使えるM.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroの購入を検討していました

8月31日までキャッシュバックキャンペーン中ということで、今回購入をすることにしました。

単焦点レンズということで写りも上々。買ったばかりなのでまだ使いこなせていないものの、満足して使ってます。

焦点距離がライカマクロレンズ 45mm/F2.8より長いので使いやすく、マクロレンズならではの撮影も楽しめて、しばらくハマってしまいそうです。

コンパクトかつ軽量なのに換算120mmのマクロレンズのM.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroは、オリンパス時代の2012年10月5日に発売されたロングセラーのレンズ。

現在はOM SYSTEMから販売されています。

35mm換算で120mm相当の焦点距離最短撮影距離は0.19m最大撮影倍率は1.0倍(35mm換算で2.0倍相当)

長さは82mm、重量は185gとマイクロフォーサーズならではのコンパクトかつ軽量のマクロレンズです。

お値段は、49,500円(OM SYSTEMオンラインストア価格)。フルサイズミラーレスカメラのマクロレンズと比べるとお手頃なお値段。

今現在は、OLYMPUSブランドの ED 60mm F2.8 MacroとOM SYSTEMブランド のED 60mm F2.8 Macroが混在。

OLYMPUS版 ED 60mm F2.8 Macroは在庫が無くなり次第販売終了ということでしょう。

OLYMPUS版 の在庫を減らしたいためか今回はOLYMPUS版を11%OFFで販売していました。

気を付けなければいけないのは、OLYMPUSブランドからOM SYSTEMブランドに移行した商品は、性能がアップしていることがあること。

例えば、OLYMPUSブランドのM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8は、OM SYSTEMブランドとなって防塵防滴仕様にアップグレードしています。

(OM SYSTEMブランドのM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8の商品名は、正確にはM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 II)

メーカーに問い合わせしてみると、性能はOLYMPUS版もOM SYSTEM版も同じということで、OLYMPUS版を購入することにしました。

なお、M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroの詳しい仕様は、OM SYSTEMの公式サイトでご確認ください。

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro OM SYSTEMの公式サイト

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 MacroはOM SYSTEMのショップで購入するのがオススメ

購入は楽天市場のOM SYSTEMのショップで購入しました。楽天市場のOM SYSTEMのショップもしくはOM SYSTEMオンラインで購入すると3年保証が付くので。

保証期間が通常よりも2年延長されるので安心感あります。

新品のOM SYSTEMのカメラやレンズを購入する際は、保証期間が通常よりも2年延長されるOM SYSTEMオンラインストアか楽天市場のOM SYSTEM 公式ストアで購入するのがオススメです。

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroが入った梱包箱は、ダンボールに梱包されて発送されます。

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

ダンボール箱の中はしっかりと緩衝材が詰められてます。緩衝材の中に、箱に梱包されたM.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroが入っています。

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

実は深く考えてなかったのですが、OLYMPUS版のED 60mm F2.8 Macroにはメリットがありました。

ED 60mm F2.8 Macroの梱包の箱が化粧箱でした。

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

OM SYSTEMブランドの商品の箱は、コスト削減のためかダンボール箱で味気ない梱包になっているようです。

OM-1 Mark IIを購入した時、箱がダンボール箱でした。

OLYMPUS版ED 60mm F2.8 Macroの箱は、OLYMPUS時代の商品なので化粧箱。嬉しい誤算!

箱なんて中身の商品を取り出した後は、捨てるか棚の中にしまうかで、飾るわけではないので、どんな箱でも丈夫であれば問題ないっちゃないですが、レンズは高価な商品なので、やっぱりちゃんとした綺麗な化粧箱に入っているとテンションが上がります。

もしもiPhoneの外箱が味気ないダンボールだったら・・・。

メーカーにはちょっと考えてもらいたいですね。

ボールペンと長さ比べると分かるED 60mm F2.8 Macroのコンパクトさ

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroの箱の中にレンズと同梱されているものは以下の通りです。

M.ZUIKO DIGITAL ED  60mm F2.8 Macro

レンズ以外は説明書や保証書などだけ。レンズフードは入っておらず、なぜか別売りです。

レンズフードが欲しい場合、別途購入する必要があります。

ED 60mm F2.8 Macroのサイズ感が分かるようにボールペンで比較してみますとこんな感じ。

M.ZUIKO DIGITAL ED  60mm F2.8 Macro

ボールペンよりも短い。

別売りのレンズフード(LH-49)とレンズプロテクトフィルター(PRF-D46 PRO)も一緒に買っておきました。

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro用レンズフード
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro用レンズプロテクター

下の写真の左側がED 60mm F2.8 Macroのレンズフードです。

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroとレンズフード

レンズフードをレンズに装着するとこんな感じ。

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroにレンズフード装着

レンズフードを縮めることもできます。

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroにレンズフード装着

レンズフードは縮めることができるので、レンズフードを装着したまま接写してもレンズフードが邪魔になりません。

レンズフードを装着して立てるとこんな感じ。

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

レンズフードを伸ばすとこんな感じ。

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

OM-1 Mark IIにED 100-400mm F5.0-6.3を装着して比較してみても、かなりコンパクトであることが分かります。

OM-1 Mark IIにED 60mm F2.8 Macroを装着するとこんな感じです。(フードは縮めてます)

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

OM-1 Mark IIにED 60mm F2.8 Macroの重量は約784g(599g+185g)。持った感触は重い感じはありません。

レンズにはフォーカスリミットスイッチが付いています。フォーカスリミットスイッチでオートフォーカスの駆動範囲を制限することで、より素早いピント合わせができます。

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro フォーカスリミットスイッチ
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro フォーカスリミットスイッチ

AFが速いレンズではなさそうなので、被写体との距離によってフォーカスリミットスイッチを積極的に利用した方が良さそうです。

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroの作例

撮影するのはほぼ休日のみなので、M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroを使ったのはまだ3日ほどですが、いくらか写真も溜まったので ED 60mm F2.8 Macroで撮影した写真を作例として紹介します。

サクレモン

暑さを紛らわすためにおやつに食べようと思っていたサクレモンを、まずは撮ってみました。

サクレモン、マクロ撮影
OM-1 Mark II, ED60mm F2.8 Macro
サクレモン、マクロ撮影
OM-1 Mark II, ED60mm F2.8 Macro
サクレモン、マクロ撮影
OM-1 Mark II, ED60mm F2.8 Macro

マクロレンズなので当たり前ですが、これだけドアップでもしっかりと撮れますね。

植物と昆虫

次はマクロレンズ撮影でお馴染み?の植物と昆虫のマクロ撮影。

花
OM-1 Mark II, ED60mm F2.8 Macro
花
OM-1 Mark II, ED60mm F2.8 Macro
花
OM-D E-M5 Mark III, ED60mm F2.8 Macro
葉っぱとしずく
OM-D E-M5 Mark III, ED60mm F2.8 Macro
葉っぱとしずく
OM-D E-M5 Mark III, ED60mm F2.8 Macro
花と蝶
OM-D E-M5 Mark III, ED60mm F2.8 Macro
花と蝶
OM-D E-M5 Mark III, ED60mm F2.8 Macro
花と蝶
OM-D E-M5 Mark III, ED60mm F2.8 Macro
花と蝶
OM-D E-M5 Mark III, ED60mm F2.8 Macro
毛虫
OM-D E-M5 Mark III, ED60mm F2.8 Macro
空蝉
OM-1 Mark II, ED60mm F2.8 Macro
花と蜂
OM-D E-M5 Mark III, ED60mm F2.8 Macro
花と蜂
OM-D E-M5 Mark III, ED60mm F2.8 Macro
クマゼミ
OM-D E-M5 Mark III, ED60mm F2.8 Macro
蜘蛛
OM-D E-M5 Mark III, ED60mm F2.8 Macro

無印レンズにしては結構綺麗に撮れているんじゃないでしょうか。

風で揺らぐ花、蝶や蜂など、動く被写体に関してはピントを合わせるのに苦労しました。AF(オートフォーカス)はそれほど速くない感じ。(使用したカメラがOM-D E-M5 Mark IIIだであった可能性もあります)

動く被写体は連写を使って合焦点(ピントが合うこと)の確率を上げる方が良さそうです。

風景・スナップ撮影

近い距離の被写体の撮影だけでなく、風景撮影やスナップ撮影でどう写るのか撮影してみました。

大阪城
OM-D E-M5 Mark III, ED60mm F2.8 Macro
大阪城
OM-D E-M5 Mark III, ED60mm F2.8 Macro
大阪城
OM-D E-M5 Mark III, ED60mm F2.8 Macro
大阪城
OM-D E-M5 Mark III, ED60mm F2.8 Macro
大阪城
OM-D E-M5 Mark III, ED60mm F2.8 Macro

画角が狭いので広角撮影はできませんが、スナップ撮影、風景撮影も写りはまったく問題ないですね。

今回紹介したスナップ写真、風景写真はOM-D E-M5 Mark IIIのみで撮影したものです。OM-D E-M5 Mark IIIとの組み合わせの総重量は599g(414g+185g)でめちゃ軽い。しかもコンパクト。

ED 60mm F2.8 Macroのサイズ感としてはOM-1 Mark IIよりもOM-D E-M5 Mark IIIと見た目も持った感触も相性が良いです。

OM-D E-M5 Mark IIIとサイズが同等のOM-5 Mark IIによく合うと思います。

ED 60mm F2.8 MacroもOM-5 Mark IIも軽量コンパクトに加え、防塵防滴ですから、OM-5 Mark IIとの組み合わせは、登山やハイキングで花や昆虫を撮影するお供としてもってこいだと思います。

奥が深いマクロ撮影

マクロレンズ撮影、やっぱり楽しい。そしてマクロ撮影は奥が深い。

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroは単焦点レンズだけあって、PROレンズではないですが、なかなかの写りです。

このマクロレンズが4万円台で買えるのですから、お買い得。

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroは、開放F値が2.8の明るいレンズなので暗い場所でもISO感度を上げなくてすむのも魅力。

また35mm換算120mmの中望遠なので、ほどよく離れて撮影ができるため、ライカマクロレンズ 45mm/F2.8よりも蝶や蜂などの昆虫も撮影しやすいです。

F2.8と中望遠の焦点距離によってマイクロフォーサーズの弱点であるボケも得やすいです。

なお、これはどのマクロレンズにも言えることだと思いますが、ギリギリまで近づいて撮影するとピントを合わせるのが結構難しい。

ピントがシビアな場合は、F値を上げてやや離れて撮るのが良いかも。

被写界深度の浅いフルサイズカメラだと、近接のマクロ撮影は更に難易度が上がりそう。

まとめ

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroを購入しました。

PROレンズではないですが、単焦点レンズらしく、なかなかの写りです。

AFがやや遅い気がしますが、連写を使えば動く被写体の撮影もこなせそうです。

近距離のマクロ撮影はコツが必要ですが、野鳥撮影や風景写真とはまた違った面白さがあります。

マクロレンズは通常撮影もできるのも魅力。

リーズナブルなレンズなので、マイクロフォーサーズのカメラを持っていたら、1本持っていると重宝すると思います。

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro OM SYSTEM公式サイト

写真撮影に使っている機材

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